今年に入って、2人目の嬉しい妊娠の報告がありました。
30代女性の方、結婚して5年経っても妊娠せず、病院を受診し、「高プロラクチン血症」と「多のう胞性卵巣」があると診断され、人工受精を5回しましたが、妊娠しませんでした。

ひどい冷え症で、手足、お腹、腰まで冷たく、夜寝つきが悪い。生理前のイライラ、頭痛、胸の張りなどの症状があり、生理痛もありました。

この方は、血と気が不足し、巡りも悪くなっていて、漢方でいう「脾陽(ひよう)」と「腎陽(じんよう)」も不足している状態と考えられたので、気血を補い、巡りを良くする漢方薬と、脾陽と腎陽を補う漢方薬を服用して頂きました。

漢方薬を服用して1ヶ月後には、生理痛、生理前のイライラ、頭痛、胸の張りなどの症状が無くなり、冷えもだいぶマシになり、夜も眠りやすくなりました。
さらに1ヶ月後には、低温期は35℃台だった体温も36℃台に上がり、便秘気味だったお通じも良くなりました。
それから8ヶ月後、漢方薬を飲み始めて、ちょうど1年が経ち、妊娠することができました。
今後は、安定期に入るまで、安胎作用(胎児を安定させる作用)のある漢方薬を服用して頂く予定です。

良い結果が出てよかったです。この方のように「高プロラクチン血症」や「多のう胞性卵巣」など様々な病名を言われ、病院で、「自然妊娠は難しい」と言われても、漢方薬で、その方の弱っている部分を改善することによって、妊娠しやすい状態にすることができます。