80代女性の方、毎日お昼の12時から夕方4時頃まで、37℃の微熱が出て、体がしんどくなる。病院で、抗生物質が処方されて服用したが、効果がなく、漢方で何とかならないかと、ご相談に来られました。

この方は他に、食後膨満感、便秘、寒がり、頻尿などの症状があり、舌を見ると、「気」が不足している状態ということがわかりました。漢方の考え方で、気が不足すると発熱する「気虚発熱」という言葉があり、この方は、その状態と考えられたので、気を補う漢方薬をお渡しました。

漢方薬を服用して一週間もしないうちに、微熱は全く出なくなり、便秘も改善し、体がとても楽になった、と喜んで報告に来てくださいました。

楽になって頂けてよかったです。今回のような症状の方はとても多いです。ほとんどの方が、病院で、解熱薬や抗生物質を処方されますが、効果がありません。そんな時に、漢方という方法がある、ということを知っておいてください。