前回お話しましたように、
高血圧の治療法は、
まずは食事と運動療法です。
魚、野菜中心の和食が良いのですが、
その中でも、血圧を下げる働きのある食べ物があります。

「野菜だけで病気を治す」(石原結實著)に詳しく書いてありますが、
血圧を低下させるEPAを含む、サバやイワシやアジなどの青魚や、
タウリン(アミノ酸)を含む、エビ、カニ、イカ、タコ、貝などの魚介類を
しっかり食べてください。

また、利尿作用のあるキュウリや、
リンゴもおすすめです。

「リンゴが赤くなると、医者が青くなる」と言われるように、
リンゴには、ビタミンA・B群・C、酵素、有機酸、各種ミネラルが
バランスよく含まれていて、
高血圧やガンの予防、改善、
便秘、気管支炎の改善、
コレステロールを下げる作用があります。

スイスのベンナー病院は、
全世界から集まってくる難病、奇病患者を
自然療法で治すことで有名ですが、
この病院のメイン・セラピー(主療法)は、
リンゴとニンジンで作るジュースを毎日飲ませることだそうです。

他にも、海藻、豆、コンニャクなど食物繊維の多い食べ物は、
腸内のコレステロール、脂肪を大便で捨て、
血中の脂肪を下げ、結果、血圧が下がりやすくなります。

これに加えて、ウォーキングやスクワットなど、
特に下半身の筋肉を鍛えることで、
全身の血流が良くなり、血圧が下がりやすくなります。

まだ若くて自分には関係ないと思っている方でも、
遠くない将来、血圧はだんだん高くなってきます。
ぜひ、お試しください。