紫外線の強い季節になりました。
1年のうち、5~8月には、紫外線の量が際立って多くなるため、
5月には、真夏と同様の紫外線対策が必要になります。

紫外線は、体内でビタミンDを作って骨を丈夫にするなど、
体に良い作用もありますが、
強い紫外線を長時間浴びると皮膚の中まで届き、細胞を傷つけます。
その結果、しみ、しわ、日光角化症や、
皮膚ガン、白内障の原因になることもあります。

日本人の肌のタイプは、真夏の太陽に1時間当たったとき、
どのような変化があるかによって、大きく3つに分けられます。
これは、紫外線に対する感受性を表したものです。

タイプ1:皮膚がかなり赤くなり、その後黒くなりにくい。
最も感受性が高く、紫外線の影響を受けやすい。

タイプ2:皮膚が普通に赤くなり、その後黒くなる。
感受性は中くらいで、紫外線の影響は1と3の間。

タイプ3:皮膚はあまり赤くならず、黒くなり、それが持続する。
感受性が低く、紫外線の影響を受けにくい。

タイプ1の方は、特に注意が必要で、日焼け止めも効果の高い物を選んでください。
(SPF、PAの高い物。SPFは50+が最も効果が高く、PAは「++++」が最も効果が高い。)
服装にも注意が必要です。
長時間外出するときは、日傘、帽子、サングラスなどを活用し、
衣服はなるべく長袖、長ズボンで、色の濃いものが望ましいです。
(NHKきょうの健康5月号より)