びわ

びわのおいしい季節です。
びわは6月が旬で、うぶ毛が密集している物が鮮度の良いものです。

びわを栄養面からみると、糖質の他、果物ではトップクラスの豊富なカロチンを含有します。
他に、ビタミンB、リンゴ酸、カルシウム、クエン酸、鉄分などを含んでいます。

漢方では、びわの葉を使います。
ビワヨウという生薬名で、肺の熱を冷まし、
咳止め、痰をとる、吐き気止め、などの作用があります。
また、黄色い鼻水が出たり、詰まったりするような慢性鼻炎、ちくのう症に使われる、
辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)にも入っています。

民間療法ですが、あせもや皮膚炎の改善に、びわの葉を煎じた汁で湿布するという方法もあります。
今が旬の果物、びわを味わってください。
びわの葉のお茶も体に良いですよ。