うどんやそば、牛丼などに少しかけると、おいしさが増す七味唐辛子。
これは、江戸時代に、漢方薬を参考に作られた調味料です。

生産者によって、原料は異なりますが、大体、
唐辛子、チンピ、ゴマ、サンショウ、ケシ、アサ、シソ、ショウガなどです。
このうち、
唐辛子は、発汗作用、気を巡らす作用、健胃作用。
チンピは、気を巡らせて胃腸の働きを良くする作用、体の余分な水を除く作用。
ゴマは、胃腸を潤して、気と血を補う作用。
サンショウは、胃腸を温める作用、体の余分な水を除く作用。
シソ、ショウガも気を巡らせて、胃腸の働きを良くする作用があります。

このように、七味唐辛子は、ただの調味料ではなく、
胃腸の働きを良くし、食欲増進させたり、また風邪の時には発汗を手伝ったりするお薬なのです。
かけ過ぎはいけませんが、上手に使ってください。