日本人に昔から愛されているお茶、緑茶です。
実はこの緑茶、漢方薬に使われる生薬なのです。

茶葉(ちゃよう)という生薬名で、熱を冷まし、解毒する作用、利尿作用があり、
頭痛によく使う、川きゅう茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)という漢方薬にも含まれています。

しかし、「過量に飲むと、不眠、動悸、悪心、めまい、耳鳴り、目がかすむ、
などの不快な症状をひきおこす。
空腹時に飲むと膀胱の冷痛をひきおこす。
冷え症の方は飲んではいけない。」との記載があります。

したがって、ペットボトルの緑茶をゴクゴク飲んだり、
夜に飲むのは誤りです。
緑茶には食べ物の毒を消す作用があるので、
食後に一杯の温かい緑茶をゆっくり飲むのが良いです。
お寿司屋さんで「あがり」が出るのも、生の魚の解毒の目的です。

成分を見てみますと、
ビタミンC、B2、E、葉酸、βーカロチン、サポニン、フッ素、GABA、
カリウム、カルシウム、リン、マンガンなどのミネラルなどを含み、
お茶の苦み成分カテキンには、抗菌作用、抗酸化作用、血中コレステロール低下作用などがあり、
ガン予防効果があることも明らかにされています。

日本人が昔からしてきたように、
食後の緑茶、おやつの時間に和菓子と緑茶、おすすめです。