じゃがいもは秋と春が旬の野菜です。
肉じゃが、おいしいですよね~。

じゃがいもにはビタミンB群やC、パントテン酸、カリウム、イオウ、リンなどの
ビタミン、ミネラルがバランスよく含まれています。
ビタミンCには解毒作用や細胞組織の再生機能の促進作用があり、
イオウ、リン、塩素は殺菌・浄化作用や皮膚・粘膜の浄化・再生に有効なため、
じゃがいもは美容食としても抗潰瘍食としても格好の食物になります。

また、抗ウイルス作用を持つプロテアーゼ阻害物質やクロロゲン酸には、
発ガンを抑える作用があることがわかっています。

その他、パントテン酸は消化の促進、肉の中毒の解毒をし、
カリウムは血圧を下げる効果があるので、肉類の付け合わせにじゃがいもは最適で、
「肉じゃが」は理にかなっているわけです。

漢方でも昔から、じゃがいもには「健脾益気」(胃腸を強くし、気力・体力を増す)、
「利水消腫」(排尿を促し、むくみをとる)などの効能があるとしています。

なお、じゃがいもの芽の部分にはソラニンという有害物質が含まれており、
食べると、めまいや腹痛などを起こすことがあるので、調理の際には取り除くことが必要です。