薬局などで販売されている一般用医薬品のネット販売が解禁になりそうです。
いつでも自由に買えて便利にはなるのですが、とても危険なことです。

シップ薬などやさしい薬ならいいのですが、
安易に飲んではいけない、危険な副作用を起こす可能性のある薬もあります。

実際に、一般用医薬品でも年間250例の副作用被害があり、
2007年から5年間で24件の死亡例、15件の後遺症が報告されています。

例えば、頭痛、生理痛に使われる「ロキソニンS」。
とてもよく効く薬ですが、添付文書には次のような記載があります。

まれに次の重篤な症状が起こることがあります。
アナフィラキシーショック
血液障害
腎障害
うっ血性心不全
間質性肺炎
肝機能障害
無菌性髄膜炎
など

恐ろしい病名がしっかり書かれています。
まれですが、可能性があるのです。

ロキソニンを飲んで効果があった経験のある方なら、
自分の判断で購入し服用しても問題はないのですが、
効くかどうかわからない頭痛に対して、自分の判断で安易に服用する薬ではありません。
ネット販売が解禁されれば、軽い頭痛でも安易に服用し、
副作用が起こる可能性も高くなります。
薬剤師による対面販売が必要なのはそのためです。

しかし、私が反対したところで、ネット販売は解禁されるでしょうから、
みなさん、薬を飲む前に添付文書をしっかり読んで、薬の用法用量は必ず守ってください。
そして、副作用の無い薬は無いので、薬は飲まないに越したことはない、
ということを覚えておいてください。
私がいつも、食生活のお話や、漢方薬をお勧めするのはそのためです。