新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

今日仕事始めでしたが、一昨日のスノボで筋肉痛です。
ということで、今日は筋肉痛のお話です。

筋肉痛は、運動を終了してしばらくして、場合によっては翌日や翌々日になって痛みを感じます。筋肉を動かさないとさほどではないのですが、筋肉を動かそうとすると痛みが増すのが特徴です。この場合、見た目には変化はないのですが、非常に細かいレベルで筋線維が傷ついています。そして、それを修理するための細胞が活発に活動します。この反応が炎症です。

筋肉痛は痛くなってからの手当ではなく、予防が重要です。予防のポイントは、筋肉内の血流を改善することです。運動直後の筋肉は、運動中に生じた代謝産物のために緊張が解けない状態になっています。従って、筋肉内の血管が押されて血流が悪くなっているのです。筋肉の損傷を修理する細胞は血流に乗って移動しますし、修理の材料である栄養素も血液により供給されますから、血流が悪いと修理を遅らせることにつながります。ですから、運動直後に筋肉の血流を改善する必要があるのです。

方法は二つあります。一つは入念に筋肉を伸ばすストレッチを運動直後に行う事です。筋肉はストレッチをした直後に柔らかくなり、血流が改善することがわかっています。

もう一つは、お風呂に入ることです。湯船に長めにつかると、全身の血液循環が活発になり、そのうえ筋肉の血管が拡張するので血液がどんどん流れ込んできます。筋肉痛を防止または軽減するなら、血流が低下する冷却より温めた方が有効です。