健康食品などの売り文句で、
「活性酸素を除去します!」
「抗酸化作用がビタミンCの〇〇倍!」
とか聞いたことはないですか?
今回は、活性酸素とは何か、というお話です。

活性酸素は、必ずしも体にとって悪者というわけではなく、
少量だと、細菌やウイルスに感染した場合、免疫系統で有力な武器となります。
ところが、これが大量に発生すると、体を酸化させる、つまりサビつかせてしまいます。

大量に発生した活性酸素は、過酸化脂質などの有害物質を作り、
細胞膜や遺伝子などを酸化し破壊してしまいます。
その結果、老化を促進するだけでなく、
ガン、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞などの病気の原因になります。

現代社会は、大量の活性酸素を発生させる環境にあります。
活性酸素の原因となるのは、紫外線、放射線、電磁波、排気ガス、農薬、除草剤、
鎮痛剤や胃薬などの薬品、タバコ、アルコール、動物脂肪などです。

病気を防ぎ、長寿を保つためには、知らぬ間にどんどん体内で発生している活性酸素を
除去しなければいけません。
それには、何をおいても食事が大切です。

活性酸素の解毒に役立つビタミン、ミネラルを多く含む食べ物は、
玄米、野菜、果物、海藻類です。
昔から健康に良いとされている理由の一つです。
また、ストレスも活性酸素を発生させる原因となりますので、
ストレスをためずに適度な運動をすることも大事です。