前回の血液ドロドロのお話の続きです。
大きな動脈の異常なら、現代医学の臨床検査で、
数値として検出できますが、
末梢の毛細血管の循環の異常まではわかりません。

漢方では、昔から、
舌や顔の色調、日常生活の様子などを手がかりに、
身体の血行状態をつかんできました。
末梢まで血が巡っていないと、
身体のどこかに手がかりが現れるのです。

よかったら、あなたの血液が、どれくらいドロドロしているかを
チェックしてみてください。

8つのポイントすべての合計点があなたの「血液ドロドロ度」です。

○舌、唇
 ・舌の裏側の静脈が暗紫色に腫れている。・・・・5点
 ・舌の色が暗紫色、または紫色のシミがある。・・5点
 ・唇が紫っぽい。            ・・・5点

○頭、肩
 ・肩や首筋がこる。・・・・・・・・・・・・・・3点
 ・手足が冷える。・・・・・・・・・・・・・・・2点
 ・物忘れしやすい。・・・・・・・・・・・・・・2点
 ・頭痛がする。・・・・・・・・・・・・・・・・3点

○痛み
 ・関節痛がある。・・・・・・・・・・・・・・・5点
 ・手足がしびれる。・・・・・・・・・・・・・・3点
 ・胸に刺すような痛み、あるいは締め付けるような痛みがある。・・5点

○痔
 ・痔がある。・・・・・・・・・・・・・・・・・2点
 ・タール状の黒便がある。・・・・・・・・・・・3点

○皮膚
 ・顔色がどす黒い。・・・・・・・・・・・・・・5点
 ・歯茎が暗赤色である。・・・・・・・・・・・・5点
 ・皮膚が硬化しざらついている。(さめ肌)・・・5点
 ・打撲によるうっ血がある。・・・・・・・・・・5点
 ・目にくまができる。・・・・・・・・・・・・・3点
 ・シミが多い。・・・・・・・・・・・・・・・・3点
 ・手のひらに紅斑がある。・・・・・・・・・・・3点
 ・アザができやすい。・・・・・・・・・・・・・2点

○血管
 ・腹や足の静脈が浮き出ている。・・・・・・・・3点

○生理
 ・月経の色が黒ずんでいたり、かたまりが混じる。・・5点
 ・生理痛がひどい。・・・・・・・・・・・・・・・・3点

血液ドロドロ度判定基準
 3~6点:ドロドロ傾向
 7~11点:ドロドロ
 12点以上:ドロドロがかなり進んでいる。
(「脳と心臓の血管は丹参で蘇る」阿部博幸、路京華著より)

いかがでしたでしょうか?
予想以上にドロドロしていたあなた、
生活習慣を見直してみてください。
というわけで、次回は、血液をサラサラにするお食事のお話です。