玄米には白米とは比べ物にならないほど栄養が含まれています。
特にビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で、栄養価が高く、
これらの栄養素をそぎ落としてしまったのが白米なのです。
ただし、胃腸の弱い方や重い病気の方には負担が大きいので、
五分づきぐらいにすると良いです。

玄米を主食にして、ビタミン、ミネラルが多く含まれている野菜、
食物繊維を多く含む海藻やきのこ類、納豆や味噌などの発酵食品、
大豆や魚などのたんぱく質を摂ると理想的な食事になります。

日本は海に囲まれた国で、
昔から海の物や植物中心の食事をしてきた民族なので、
肉はたまに摂るぐらいでちょうどいいのです。

また、食べ過ぎにも注意が必要です。
人間は長い歴史の中で、飢えは何度も経験していますが、
現在のような飽食(呆食)の時代を経験したことがないため、
人間の体は、飢えには強くできていますが、
飽食にはうまく対処できません。

食べ過ぎて肥満してしまうのは、精神の不安定さと関係しています。
精神が不安定だと交感神経が緊張します。
体はたくさん食べることによって、その緊張をほぐそうとするのです。

むしょうに食べたくなる時は、食欲に身を任せるのではなく、
ストレスの原因を見つけ、それを解決する方法を考えたり、
食べる以外のストレス解消法を探す方が良いです。