新緑のきれいな季節ですが、
一方では、「五月病」と呼ばれる、
だるさや疲労感、不安、イライラなどの
症状が出る方が多くいらっしゃいます。
春は、入学や入社、異動などの環境の変化が多く、
その緊張が緩むこの時期に、
このような症状が出やすくなります。
環境の変化は、たとえ良い環境への変化であっても、ストレスになります。
漢方の考え方では、
春は本来は気の巡りが良くなる季節なのですが、
このようなストレスが原因で、
気の巡りが悪くなることによって、
上記の症状が出ます。
漢方薬は、症状によって、
気を巡らせる薬や、
不足している気を補う薬などを
使い分けます。
これに加えて、食べ物では、
オレンジなどの柑橘類や梅干しなどの酸味のある物や、
春菊やセロリ、ミントなどの香りのある物などに、
気の巡りを良くする作用があるので、
積極的に摂ると良いです。