30代の女性の方、
寝つきが悪い、ふとんに入って、3~4時間は眠れない、
夢をよく見て睡眠が浅い、
結局睡眠時間が2~3時間しかとれないと、
ご相談に来られました。
この方は、他に
手足の冷え、便秘、
食後眠くなる、胃がもたれる、
などの症状があることから、
気と血が不足している状態と考え、
気と血を補う漢方薬を飲んで頂きました。
1週間後、再来局して頂いて、
「寝つきがよくなりました。1時間もしないうちに眠れます。」
と喜んでくださいました。
西洋薬の睡眠薬は、もちろん必要な時もあり、
一時的に服用する分には問題ないのですが、
原因を解決しないで服用し続けると、
だんだん効かなくなり、服用する量も増え、
また、服用をやめることが難しくなってしまうことが多いです。
そうなると、今度は副作用が心配になってきます。
東洋医学的に、眠りにくくなっている原因がわかれば、
漢方薬だけで、十分改善されます。
もちろん副作用はありません。
今回の方のように、「気」が原因となることが多いです。
「気」とは、西洋医学には無い考え方で、
うさんくさく思われる方も多いと思うので、
次回は、「気」のお話をします。