かぼちゃ

カボチャも夏が旬のお野菜です。
保存がきくカボチャを冬至に食べる習慣があり、
「冬至にカボチャを食べると中風(脳卒中)にかからぬ」と言われています。

黄色の果肉に豊富に含まれるビタミンA(カロチン)には、
血管壁や皮膚、粘膜を強化し、美容や動脈硬化、トリ目、眼精疲労、
カゼや肺炎など感染症の予防、改善に効果があります。

またカボチャのビタミンE含有量は野菜の中ではトップクラスですが、
このビタミンEとβーカロチンは、ガンをはじめとする万病の一因とされる、
活性酸素を除去する作用にすぐれています。

カボチャは長期保存ができ、ファイトケミカルがいっぱいの皮まで食べられる、
超健康野菜の一つです。
甘みがありますが、100g中73キロカロリーと、意外と低カロリーです。

ちなみに「わた」の部分は、カロチン含有量が果肉の約5倍もあるので、
煮物やスープなどに入れるなどすると良いです。

また、「わた」同様捨ててしまいがちな種子は、漢方では「南瓜子(なんかし)」という生薬名で、
回虫やギョウ虫の駆虫薬として古くから使われてきました。
さらに種子にはリノール酸が多く含まれており、常食すると、
動脈硬化の予防、改善に有効です。