ブドウの季節です。
何を隠そう、私は桃の次にブドウが好きです。
小粒のブドウは7~8月が旬で、
巨峰やピオーネなどの大粒のブドウは9月が旬です。
あんなにおいしい上に、健康にとても良い果物です。

ブドウの主成分の糖質は、ブドウ糖と果糖で、その他多量の酒石酸やクエン酸を含みます。
ブドウ糖は、ブドウに多く含まれているためにこの名がつきました。
体内に入ってすぐにエネルギー源となるので、疲労回復や病中病後の栄養補給にうってつけです。
ビタミンは、A,B1,B2,Cなどで、カリウム、リン、カルシム、鉄分などのミネラルも含まれ、
その栄養価の高さから、ヨーロッパでは、「畑のミルク」と呼ばれています。

女性に不足しがちな鉄分や、むくみを改善したり、デトックス効果のあるカリウムを多く含み、
妊婦さんの栄養補給にも最適で、女性の強い味方になってくれます。
体を冷やす心配もありません。

またフランス人が、喫煙率が高く、肉や乳製品など脂肪の多い食事をしているにもかかわらず、
心筋梗塞に罹る人が少ないのは、赤ワインを常用しているからです。
これは、ブドウに含まれるポリフェノールのおかげです。

ポリフェノールは、特に皮や種の部分に多く、これはガンや動脈硬化の予防に効果があります。
また、その中のアントシアニンは色素成分で赤ブドウに沢山含まれており、
目の疲れや糖尿病による目の病気の予防・改善、視力回復効果があります。

また近年、ポリフェノールの一種レスベラトロールに、
食物アレルギーの発症を抑える効果があるという研究結果が報告されました。

これほど健康に役立つ上に、味もおいしいブドウを、皆さんたくさん食べてください。