梅のきれいな季節になりました。
梅とはまったく関係ないのですが、今回は、中年太りのお話です。
あご、首回り、おなか回りが目立って太くなる中年の体形は、なぜ作られるのでしょうか?
その原因は、摂取したエネルギーが消費されにくくなっているためです。仕事や家事が忙しくなり、運動不足になりがちになるということと、中年以降の体質の変化、つまり老化が主な原因です。
人は生きていくだけでエネルギーを消費します。その量を基礎代謝量といいますが、これが年を取るにつれて減少するのです。消費するエネルギー量が減るので、同じ量を食べると余るエネルギー量が多くなり、それが脂肪として蓄積されます。
基礎代謝量が落ちるのは、年齢を重ねると筋肉が痩せてくるためです。基礎代謝量のうち、筋肉が使う量は25%を占めるため、筋肉量が落ちると基礎代謝量も減少してしまいます。
筋肉量が落ちるのを防ぐには、運動習慣とともにたんぱく質を多く摂取することが推奨されています。低脂肪、高たんばくの食事を心がけてください。鳥のササミ、豆類、魚がおすすめです。