50代の女性の方が、5~6年前から、めまい、耳が聞こえにくくなる、ふらつく、頭が重い、片頭痛、不眠、頭に汗をかく、手足が冷たい、胃の不快感、などの症状があり、病院で、メニエール病と診断され、薬を服用していましたが改善せず、漢方相談に来られました。

この方は、血と気の不足と、気の巡りが悪い状態と考えられたので、これを改善する漢方薬をお渡ししました。

漢方薬を服用して2週間後には、耳の聞こえが良くなり、頭が重い、ふらつきなどの症状もだいぶマシになり、1ヶ月後には、ぐっすり眠れる日が増えてきて、胃の調子も良くなり、体がだいぶ楽になりました。

2ヶ月後には、片頭痛もほとんど無くなり、3ヶ月後には、めまいも改善し、4ヶ月後には、眠れない日がほとんど無くなり、夜中目が覚めても、またすぐに眠れるようになりました。

「おかげさまで、ずいぶん元気になりました。」と喜んで頂けました。メニエール病は、西洋医学で診断はできても、なかなか治りにくい病気です。こんな時は、漢方の出番です。漢方の場合は、病名はあまり関係なく、その方の現在の体の状態で、弱っている部分を補ったり、バランスの悪い部分を調節したりすることで、改善へ導いてくれます。