60代の女性の方、リウマチで、手首、指の第二関節、膝、肩が痛い。朝こわばって、動かしにくい。椅子に手があたるだけで痛いし、ぎゅっと握れない。病院で処方されたリウマチの薬と痛み止めの薬を飲んでいるが、なるべく飲みたくない。ということで、漢方相談に来られました。

舌の状態などから、この方は、冷えがあり、余分な水がたまり、血の巡りが悪くなっている状態と考えられたので、これを改善する漢方薬をお渡しし、普段の食事で、冷たい物、脂っこい物を控えるようにして頂きました。

漢方薬を飲んで、1ヶ月後には、肩の痛みが少し楽になり、2が月後には、手首の痛みが少しましになりました。

4ヶ月後、手首と指の第二関節の痛みがだいぶやわらぎ、手を握れるようになり、雑巾をしぼったり、ペットボトルのふたを開けたりできるようになりました。リウマチ因子の数値も下がり、リウマチの薬を中止し、痛み止めの薬だけにしました。

8ヶ月後には、朝のこわばりの無い日が増え、膝の痛みも改善し、足を引きずって歩くことが無くなりました。10ヶ月後には、痛み止めの薬を飲まなくても、まったく痛みがなくなりました。「痛い事がストレスでしたが、おかげさまで、生活がとても快適になりました。」と喜んでくださいました。

楽になって頂いて、本当に良かったです。リウマチは、病院へ行ってもなかなか完治することが難しい病気ですが、食事に気を付けて、体質に合った漢方薬を服用すれば、改善することができます。