糖尿病は、2種類あり、
インスリンの分泌が廃絶するⅠ型糖尿病と、
過食や運動不足などの生活習慣が原因で起こるⅡ型糖尿病があります。

今回は、Ⅱ型糖尿病のお話です。
糖尿病でこわいのは、網膜症、腎臓病、足壊疽などの合併症です。
これにならないために、血糖をコントロールしなければいけません。

ほとんどの原因は生活習慣なので、
当然、食事療法、運動療法が第一で、これで血糖値が下がらない場合は、
西洋医学では、薬物療法やインスリン注射を使うことになります。

ところが、「のんではいけない薬(浜六郎著)」に詳しく書いてありますが、
糖尿病の飲み薬は、副作用の心配がある物や、効果が?な物が多いです。
かといって、なるべく注射は打ちたくありません。

そこで、漢方です。
食事プラス運動プラス漢方薬で、血糖値はコントロールできます。

口の渇きが強く、冷たい水をガブガブ飲む糖尿病の人には、
白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)を使います。

糖尿病が慢性化して、頻尿があり、口の乾燥やほてりがある人には、
六味地黄丸(ろくみじおうがん)を使います。

同じく慢性で、頻尿があり、ほてりはなく、冷えがある人には、
八味地黄丸(はちみじおうがん)を使います。

しかし、Ⅱ型糖尿病は、ほとんどが食べ過ぎた結果の病気ですので、
とにかく、食事です。
というわけで、次回は、お食事のお話です。