最近、「玉ねぎ氷」など、はやりの玉ねぎです。
しかし、これはブームで終わらずに、ずーっと食べ続けて頂きたいものです。

玉ねぎは、春と秋が旬なので、これからの季節、特に栄養価が高くなり、お勧めです。

ニラ、ニンニク、ネギと同じアリウム属の野菜である玉ねぎには、
駆虫、殺菌、防腐、発汗、利尿、解毒作用があることがわかっています。
玉ねぎを包丁で切った時に涙を出させる成分として有名なチオスルフィネートには、
血栓予防や、抗ヒスタミン作用(アレルギーに効く)があります。

他に、血液中の善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減少させる作用があることも
証明されています。
ビタミンは、B1、B2、Cを多く含み、血管をしなやかにし、かつ丈夫にして、
脳血栓、心筋梗塞、高血圧などの血管病の予防・改善に役立ちます。

玉ねぎの含有成分として特筆すべきは、グルコキニンで、強力な血糖降下作用を有しています。
また、鎮静作用もあり、生の玉ねぎを切って枕元に置くと良く眠れることが、
経験的に知られています。
イギリスには「1日1個の玉ねぎは医者を遠ざける」ということわざがあるほどです。

また玉ねぎの薄皮に含まれるケルセチンには、抗酸化作用と抗動脈硬化作用があり、
高血圧やガンを防ぐ作用のあることが明らかにされています。

玉ねぎ、間違いなく健康に良いものですので、
ブームが去っても食べ続けてください。