30代女性の方、三年半不妊で、多嚢胞性卵巣症候群と診断され、体外受精を行いましたが3回失敗し、漢方薬で体質を改善したい、とご相談に来られました。
この方は、すでに次の体外受精へ向けて、受精卵を凍結していましたが、6ヶ月間は身体づくりをしましょう、と提案し、漢方薬を服用して頂くことになりました。
月経不順、冷えのぼせ、寝つきが悪い、足のむくみ、月経前の胸の張り、眠くなるなどの症状がありました。
漢方薬を服用して1ヶ月後、今まで朝起きてすぐには動けなかったのが、普通に起き上がれるようになりました。6ヶ月後までに、冷えのぼせ、足のむくみ、睡眠、月経前の不調が改善しましたが、月経周期は33日→41日→56日→47日と、なかなか整わなかったのですが、8ヶ月後に、見事自然妊娠し、その後、無事に心拍も確認されました。
「もう、私は妊娠できない体なのかと諦めていました。本当に有り難うございました。」ととても喜んでくださいました。
本当に、良かったです。女性ホルモンのバランスを整えること、卵子の質を高めること、着床しやすい子宮内環境にすることは、漢方の得意分野です。これによって、女性に元々備わっている妊娠する力を高めることができます。体外受精に失敗しても、諦める必要はありません。
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