40代の女性の方が、妊活して2年が経つが妊娠しない、病院の治療はしたくないので、漢方で妊娠力を上げたい、とご相談に来られました。詳しくお聞きすると、疲れやすい、風邪を引きやすい、胃もたれや下痢しやすい、食後に眠くなる、月経前に頭痛、イライラ、眠くなる、ニキビが増える、舌が白くてむくんで歯形がついている、などの症状がありました。この方は、漢方の考え方で、胃腸と腎の陽が不足し、血と気の巡りが悪くなっている状態と考えられたので、これを改善する漢方薬を飲んでいただきました。
漢方薬を飲んで2ヵ月後には、月経前の頭痛、イライラ、眠くなる、ニキビが増える、などの症状がほとんど無くなり、胃腸の調子も良く、食後に眠くなることもほぼ無くなりました。その後、疲れが取れやすくなり、風邪を引くことがあっても長引かず、体調良く過ごしていたら、10ヵ月後に妊娠し、無事にご出産されて、先日赤ちゃんを連れてきてくださいました。「正直、妊娠はあきらめかけていて、できたらいいな、ぐらいに思っていました。ありがとうございました。」とうれしいお言葉をくださり、かわいい赤ちゃんにも会わせてくださって、こちらこそ、ありがとうございます。
この方は、よく食べていたクッキーやポテトチップスやヨーグルトなどの乳製品を控えて、間食はナッツやおせんべいや和菓子に代えたことも良い結果につながりました。漢方の考え方では、35歳くらいから「腎」が弱り、妊娠力は下がっていきますが、食事と睡眠に気を付けて、漢方で弱ったところを補えば、元々備わっている妊娠する力、出産する力を発揮することができます。

