50代女性の方、2年前から腰痛がひどく、病院で痛み止めの飲み薬と湿布を処方されているが、改善しない、とご相談に来られました。

この方は、他に足の冷え、頻尿などの症状があり、冷えと余分な水がたまっているせいで、気血の巡りが悪くなり、痛みが生じている状態と考えられ、「脾」と「腎」を温めて、冷えと余分な水を除く漢方薬をお渡ししました。

漢方薬を服用して、1ヶ月後には、痛みがだいぶマシになり、冷えもあまり感じなくなりました。2ヶ月後には痛みどめの飲み薬を飲むことはほとんどなくなり、2ヶ月半後には、ほとんど痛みがなくなりました。朝起き上がる時から痛くて、暗い気持ちになっていたのが、まったくつらくなくなり、とても快適になりました、と喜んでくださいました。

楽になって頂いてよかったです。漢方の考え方で、痛みの原因は、気と血が巡っていないか、不足しているかのどちらかの場合が多く、巡っていない場合は、その原因を漢方薬で取り除くことによって、改善することができます。