50代女性の方、一年前から不眠で、病院で処方された薬を服用していましたが、効かない時があり、だんだん量も増えてきたので、副作用などが心配になり、うちへご相談に来られました。
この方は、他にも、めまい、耳鳴り、頭痛、イライラ、軟便気味などの症状がありました。漢方の考え方で、元々胃腸が弱く気が不足し、血も不足し、常に大きなストレスがかかっているため気の巡りも悪くなっている状態、「心脾両虚」「肝気鬱結」と考えられたので、これを改善する漢方薬を服用して頂きました。
漢方薬を服用して1ヶ月後には、めまい、頭痛、軟便が改善し、耳鳴りの頻度が減りました。2ヶ月後には、耳鳴りが改善し、睡眠は、病院で処方された睡眠薬を服用しなくても寝れる日が少しありました。3ヶ月後には、睡眠薬は2日に1回の服用でよくなり、5ヶ月後には、睡眠薬をまったく服用しなくなりました。時々寝つきが悪い日があっても、途中で目が覚めなくなり、その翌日にはぐっすり眠れるようになったので、睡眠薬を手放すことができ、体も楽になりました。「すっごく楽になりました。有難うございました。」という、うれしいお言葉を頂きました。
楽になって頂けてよかったです。体に不調が出て、病院へ行っても改善しない時、あるいは強い薬を長期間服用しなければならず、副作用が心配な時には「漢方」という方法があります。漢方薬を服用することによって体質が変わると、不調は少しずつ改善されていきます。