大学生の男性がアトピー性皮膚炎のご相談に来られました。幼稚園の頃に発症し、最初は首やそけい部だけでしたが、高校生の頃からひどくなり、特に顔と首の痒みと赤い湿疹がひどく、夜中も痒くて目が覚めてしまう状態。他に、鼻炎、下痢、首・肩こりなどの症状がありました。

この方は、陽が不足し、胃腸に冷えがあり、気と血がうまく巡っていない体質と考えられたので、これを改善する漢方薬を服用して頂きました。漢方薬を服用して3カ月後に痒みの程度が少しましになり、夜中に痒くて目が覚めることが無くなり、下痢もしなくなりました。8カ月後には、赤い湿疹が無くなり、痒みもほぼ無くなりました。1年後には、痒くなることが全く無くなり、目の周りやひざの裏の乾燥も改善し、その後、体質改善の漢方薬1種類のみを服用し、毎年ひどくなっていた冬も何事も無く過ごすことができて、一安心です。

「痒みがまったく無くなって、皮膚もつるつるになってびっくりしています。本当にありがとうございます。」とうれしいお言葉を頂きました。食事の面では、元々は朝ごはんを食べていませんでしたが、ご飯とお味噌汁を食べるようにして、しょっちゅう食べていた菓子パン、チョコレート、クッキーをほとんど食べないようにしたことも、良い結果につながりました。おめでとうございます。