先日来られた、30代女性の方、
生理前になると、
頭痛、胸の張りがひどくなり、
イライラして、
ダンナにも迷惑かけるし、
漢方で治りませんか?とご相談。

お話をお聞きして、
この方は、気が滞っていて、
また血が不足していて冷えもある状態、と考え、
気を巡らせて、不足している血を補う漢方薬と、
身体を温める漢方薬を
1週間分お渡ししました。

1週間後、再来局され、
「実は2日前に生理が来ましたが、
生理前の頭痛も胸の張りもまったくなくて、
イライラもなかったので、
今回は生理が遅れてるのかと思ったら、
2日前に、何の前兆もなく来たので、
びっくりしました。
こんなに早く効くもんなんですか?」
と、驚いて喜んで報告してくださいました。

漢方は、特に婦人科疾患を得意としていて、
生理に関する症状でも、
月経痛や月経前症候群をはじめ、
月経周期が長い、短い、バラバラ、
月経量が多い、少ない、
など、細かく分類され、
それぞれに治療法があります。

これらの症状を改善することで、
体調もよくなりますし、
赤ちゃんができにくい方は、
赤ちゃんを作れる身体に変わっていきます。

漢方が、婦人科疾患に力を入れているのは、
女性が健康であれば、
やがて健康な子が生まれ、
その子たちが健康な大人になり、
国が豊かになる、
という、壮大な考え方から来ているそうです。

とにかく楽になって頂いて、よかったです。