白ネギ~1

昔から風邪によいと言われているネギですが、
実際に白根の部分は「葱白(そうはく)」という生薬名で、
漢方薬として、風邪や痛みに使われます。
最近の研究では、制菌作用(ブドウ球菌、赤痢菌、結核菌など)や、
血栓を防ぐ働きがあることが明らかにされています。

また、ネギの青い部分には、βーカロチン、ビタミンB2・C・ニコチン酸などのビタミンや、
カルシウム、リン、マンガンなどのミネラルが豊富に含まれ、
冬場のビタミン補給にはなくてはならない野菜です。

ネギを含め、玉ねぎ、ニラ、ニンニクなどのアリウム属の野菜には、
強壮、興奮、去痰、発汗、利尿、駆虫などの作用があり、
熱の出る病気に対して用いると、体内の老廃物を排除し、解毒、消炎作用を発揮します。

風邪の予防にも治療にも効果のあるネギを、冬は毎日食べてください。