40代の女性の方が、アトピーのご相談に来られました。子供の頃から症状が出始め、ステロイド外用薬の使用で治まっていましたが、数年前に引っ越しや仕事のストレスなどが重なり悪化し、現在も皮膚科で処方されたステロイド外用薬を使用していますが、全身の湿疹と痒みがひどく、搔きむしってしまい傷になり血が出る状態。他に、冷え、むくみ、便秘、首・肩こり、月経痛と月経前に気持ちが落ち込む、胸が張る、眠いなどの症状がありました。
この方は、胃腸と腎の陽気が不足し、血と気の巡りが悪くなっている状態と考えられたので、これを改善する漢方薬を服用して頂きました。漢方薬を服用して2週間後には、便秘が改善しました。1ヵ月後には月経痛が軽くなり、仕事がお休みの日の痒みがましになり、搔き傷も減ってきました。3ヵ月後には、頭皮の痒みが無くなり、顔や体も激しく痒くなることが無くなり、ステロイドを塗る部分がだいぶ減りました。6カ月後には、月経痛、月経前の気持ちの落ち込みが改善し、冷えやむくみも無くなり、ステロイドを塗らなくても赤い湿疹が出なくなりました。その後、漢方薬は体質改善の1種類のみに減らしましたが、毎年ひどくなる3月も痒くも赤くもならず無事に過ごすことができました。
「毎年、花粉や黄砂でひどくなっていたのに、まったく痒くなくてびっくりしました。本当にありがとうございます。」とうれしいお言葉を頂きました。食事の面で、朝食にパンや牛乳たっぷりめのコーヒー、ヨーグルトを食べていたのを、ご飯とお味噌汁に代えたことも良い結果につながりました。
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