40代男性の方、小さい頃からアトピーで、高校生になった頃に皮膚の状態は一旦落ち着きましたが、、20代後半からまたひどくなり、ここ一年間は、痒くて眠れない、ひじの内側とひざの裏から浸出液が出る、顔、首が赤くて乾燥がひどい、という状態で、病院で処方された漢方薬を服用していましたが、効果が無かったので、うちへ漢方相談に来られました。

この方は、冷えがあり、胃腸が弱く、陽気が不足し気の巡りが悪くなっている状態だったので、これを改善する漢方薬を服用して頂きました。

漢方薬を服用して、1ヶ月後くらいから、寝つきがだいぶ良くなり、浸出液の出る範囲がせまくなり、痒みの程度もマシになりました。2ヶ月後には、浸出液はほとんど出なくなり、眠れる時間もだいぶ増えました。その後、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、6ヶ月後には、顔と首の赤みと乾燥がほとんど改善し、まったく痒くない日が増えてきて、夜も途中で目が覚めることなく、ぐっすり眠れるようになりました。それから、体質改善の漢方薬1種類のみを服用して頂き、毎年状態が悪くなる冬も何事も無く過ごすことができ、これでひと安心です。

この方は、食事にも気を付け、毎日飲んでいたビールを週3回程度に減らして、睡眠も、眠れなくても夜11時頃にはお布団に入るようにされたことも良い結果につながりました。長年患っているひどいアトピーでも、体質に合った漢方薬の服用と生活習慣の改善によって、体質が徐々に変わり、症状は少しずつ改善されます。アトピーで苦しんでいる方、いつでも、お気軽にご相談ください。