20代女性の方、中学生の頃にアトピー性皮膚炎が発症し、最初は首が真っ赤になり、次にひじの内側、ひざの裏、手の指にも湿疹が出るようになり、大学生になった頃から全身に広がり、痒みがひどく、乾燥している部分と汁が出てジュクジュクしている部分がある状態で、漢方薬で根本から治したい、とご相談に来られました。他に、一年中鼻炎(透明の鼻水と鼻づまりと鼻の中が痒い)があり、冷え性、片頭痛、月経痛などの症状もありました。
この方は、漢方の考え方で、胃腸が弱く、腎の陽が不足し、血と気の巡りが悪くなっている状態と考えられたので、これを改善する漢方薬を服用して頂きました。漢方薬を服用して3カ月後に、鼻炎の症状が無くなり、片頭痛と月経痛もほとんど無くなりました。皮膚は、全身に出ていた湿疹が減り、ひじの内側とひざの裏と手の指先だけになり、汁が出ることは無くなりました。その後、良くなったり悪くなったりを繰り返していましたが、1年後くらいから湿疹は出ないようになり、少し痒くて掻いてしまっても皮膚が赤くならなくなりました。それから、体質改善の漢方薬1種類に減らしましたが、全く痒くも赤くもならず、乾燥肌も改善しました。鼻炎の症状も1年間出ていません。「痒みが無くなり、鼻も快適です。ありがとうございます。」という、うれしいお言葉を頂きました。
楽になって頂けて良かったです。この方は、朝ご飯がパンと牛乳たっぷりのカフェオレとバナナの組み合わせが多かったのをご飯とお味噌汁に代えたこともアトピーの改善につながりました。小麦粉も牛乳もアトピーの症状を悪化させてしまいます。バナナも夏は良いのですが、冬は胃腸を冷やしてしまうのでよくありません。冬は旬の果物リンゴがお勧めです。コーヒーもホットでブラックでしたら、1日1~2杯飲んでも大丈夫です。そして何より朝のご飯とお味噌汁が胃腸を強くし、免疫力を高め、アトピーの体質改善に役立ちます。

