70代女性の方、
2年前からだ液がほとんど出なくなり、
食べ物はおかゆ、みそ汁、とうふ、やわらかい野菜などしか食べられない。
病院へ行ったら、人口だ液のスプレーを処方されましたが、一時的にしか効かない。
夜も口の渇きで何回か目が覚めて、うがいをして口を潤さなければいけない。
漢方で治りませんか?とご相談に来られました。
まず初めに、他の病院で処方されていた鼻炎薬が口を渇かす副作用のある薬だったので、
これを中止して頂いて、体の陰(潤い)を増やす漢方薬をお渡ししましたが、
2ヶ月たってもあまり変化がありませんでした。
そこで、胃腸も弱っているために漢方が吸収されていないと考え、
胃腸の働きを良くする漢方薬を追加しました。
すると、1ヶ月後には、だ液が出始め、夜目が覚めることも少なくなり、
2ヶ月後には、だ液の量も増え、2年ぶりにパンを食べることができました、
と喜んで報告してくださいました。
3ヶ月たった現在は、最初の渇きが10だとすると2まで改善していて、
食べ物は普通に食べられるし、しゃべるのも楽になり、お友達との会話も楽しんでいます、とのことです。
少し時間がかかってしまいましたが、楽になって頂いてよかったです。