40代女性の方、2年前から、手のひらと足の裏に赤い湿疹、水泡、皮むけ、かゆみがあり、皮膚科で、「掌蹠膿ほう症(しょうせきのほうしょう)」と診断され、ビオチンの内服薬とステロイドの外用薬で治療していましたが、なかなか治らず、3ヶ月前から急激にひどくなり、漢方で治りませんか、とご相談に来られました。

この方は他に、冷え性、肩こり、眠りが浅い、などの症状があり、胃腸が弱く、血の巡りが悪い、という体質が考えられたので、胃腸を強くして、気と陰を補う漢方薬と、血の巡りを良くする漢方薬と、腎を補う漢方薬をお渡ししました。

漢方薬を飲み始めて2ヶ月後には、かゆみがほとんどなくなり、すごく良くなったと喜んでくださいました。
3ヶ月後には水泡も減り、足の裏がとてもきれいになりました。
5ヶ月後には手のひらの赤い湿疹、皮むけがだいぶ減り、その後は良くなったり悪くなったりを繰り返していましたが、11ヶ月後には症状が完全に無くなり、きれいな皮膚になりました。それから半年経ちますが、きれいな状態が続いています。
「本当にこんなにきれいに治ると思っていませんでした。有難うございました。」ととても喜んでくださいました。

きれいに治って本当に良かったです。掌蹠膿ほう症(しょうせきのほうしょう)は、西洋医学では完治は難しいとされていますが、漢方薬で、その方の体質の弱い部分を改善すれば、しっかり治すことができます。