40代の女性の方、3年前から体全体が痒くなり、特に髪の生え際、肩、ひじ、手、膝の裏、太もも、背中、腰に赤い湿疹がひどく、夏の汗をかく時期が特にひどくなり、ステロイド外用薬を塗らないと夜中掻きむしって何回も目が覚め、傷になり血が出る状態で、漢方相談に来られました。他に、冷え性(平熱が35℃台)、便秘、寝汗、のぼせ、月経前の頭痛、イライラ、気分の落ち込み、胸の張りなどの症状があったので、胃腸と腎を温める漢方薬と、肝の気の巡りを良くする作用を改善する漢方薬を服用して頂きました。

漢方薬を飲んで2ヵ月後には、ステロイド外用薬を塗らなくても夜中目が覚めなくなり、寝汗も無くなり、皮膚を掻いても傷にならなくなりました。4ヵ月後には膝の裏と腰以外の湿疹と痒みがほぼ無くなり、便秘も改善しました。10ヵ月後には時々痒みはあるが皮膚が赤くなることは無くなり、1年後からは痒くなることも無くなりました。

「治して頂いてありがとうございます。体調もすごく楽になり、冷え性も治りました。」とうれしいお言葉を頂きました。この方は、朝食をパンからご飯とお味噌汁に変えて、夜食によく食べていたクッキーとチョコレートをやめたことも良い結果につながりました。本当に良かったです。